明け方、陶器を木の棒で打つ音で目が覚めた。
影が枯れ葉のように揺れている。
ああ、あの猫だ。
キッチンのシンクに置いてあった洗う予定の食器と箸を舐めていたらしい。
昨日、軒下の穴塞いだのに、どこからか侵入したんだな。
私の気配を感じると、キッチンから飛び降りて、
流れる様に部屋から去った。
食べ物なんて出てないのに。
足跡だらけのキッチンと机。
調味料は床に落ちて、
描きかけの絵にも土のついた足跡。
少しも可愛くない。
黒い若い猫は、
よく人間の居住空間に出てきたけど、
それは、全くさみしいからじゃなかった。
人間の情より、
食べ物だけが欲しい。
食べ物だけ。
食べ物だけ欲しい。
ああ、そういう猫は泥棒猫だ。
こういうことされると、
少しも、少しも可愛くないものなんだなぁ。
野良猫の気持ちにやっと気づき、
私にとって目が覚めた朝だったよ。
影が枯れ葉のように揺れている。
ああ、あの猫だ。
キッチンのシンクに置いてあった洗う予定の食器と箸を舐めていたらしい。
昨日、軒下の穴塞いだのに、どこからか侵入したんだな。
私の気配を感じると、キッチンから飛び降りて、
流れる様に部屋から去った。
食べ物なんて出てないのに。
足跡だらけのキッチンと机。
調味料は床に落ちて、
描きかけの絵にも土のついた足跡。
少しも可愛くない。
黒い若い猫は、
よく人間の居住空間に出てきたけど、
それは、全くさみしいからじゃなかった。
人間の情より、
食べ物だけが欲しい。
食べ物だけ。
食べ物だけ欲しい。
ああ、そういう猫は泥棒猫だ。
こういうことされると、
少しも、少しも可愛くないものなんだなぁ。
野良猫の気持ちにやっと気づき、
私にとって目が覚めた朝だったよ。
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